2013-14年度のインターアクト夏季研修は、宮城県気仙沼市の幼稚園訪問(カトリック幼稚園・馬篭幼稚園・津谷幼稚園)の国内研修とカンボジア研修を行いました。
国内研修は、7月28日~8月1日の期間、アクター10名、顧問1名、ロータリアン1名、地区委員3名の総勢15名の参加で行い
海外研修は、8月4日~8月9日の期間、アクター19名、顧問2名、ロータリアン2名、地区委員4名の総勢27名の参加でした。海外研修の報告を致します。
関空よりホーチミン経由でプノンペンに着いたのが夕方。
食事を済ませ、持参した文具品、体操服等を、訪問する小学校、2校分に分けます。
プノンペンより車で2時間の所に、コンポンチュナンがあります。市内より40分。目的の小学校があります。
インターアクトクラブは、ダルニー募金に使用済みインクカートリッジと、書き損じはがきを集めて民際センター(ダルニー奨学金)に送り、民際センターがタイ、カンボジア、ベトナム、ラオス、ミャンマーの生徒に1年間の奨学金を支給しております。
小学校には、ダルニー奨学金を支給されている生徒が2人通学しております。
今回の目的は、生徒との交流と、多目的な小屋の制作、現地の民家にホームスティーする事です。
10:30頃到着し、早速小屋建設の作業開始。材料は前もって民際センター担当者に依頼しておきました。
生徒達との交流は、絵を描いたり、風船で遊んだり、鬼ごっこしたりと、各自が思い思いの交流を致しました。
食事は3食分、村人が作ってくれました。
この日の夜は、村人の家にホームスティーです。
3軒の家を提供していただき、板間にござを敷き、蚊帳を吊って眠りました。
次の日(8月5日)は、2時間ほど学校に滞在できます。
民際センターに準備していただいた、鍋や皿、コップ、フィルター付き貯水タンク、ナイフ、かご、スッコプ等や、日本から持参した、文具品、体操服、ロータリーのロゴ入りノート等と、生徒各自が用意をした文具品などを手渡しました。
最後にマンゴーの木を記念植樹。3年先には、枝先にたわわに実ったマンゴーが楽しみです。
10:30に小学校を後にして、コンポンチュナン市内に向かいます。
コンポンチュナン市内に、シーマックの地雷探知犬の訓練所があります。
人間よりも素早く地雷が埋めてある場所を探すように訓練をしています。
コンポンチュナン市内で食事の後、3時間離れたバッタンバン市へ向かいます。
バッタンバンは、ポルポトの生まれ故郷。最後まで抵抗した場所です。刑場跡には、慰霊塔が建ててあり、頭蓋骨が安置してあります。
朝、7:00より朝礼に参加します。
クリアン村の小学校は、京都洛西ロータリークラブが25周年事業として校舎を建てた小学校です。
1時間ほどの滞在でしたが、子供達と楽しく交流いたしました。
ここよりタイ国境線70kmの所まで入っていきます。
バスで30分ほど走り、4WD車に乗り換えます。荷台の上で道のないぬかるみの中を進んでいきます。途中で、ぬかるみにタイヤを取られて動けなくなりました。徒歩で進むこととなりました。靴がぬかるみに入り込み、何度も動けなくなりました。ようやく現場のテントに到着。
地雷除去の説明を、日本語通訳を通して受けます。
早速、防護ヘルメットと防護服を付けて、地雷探査をしている近くまで歩いて行きます。ぬかるみが酷くて前に進めません。
見学が終わり300m離れたテントに戻ると、地雷爆破の体験がありました。
最初は、対人地雷7個を埋めた場所からつながる誘導線のスイッチをアクターが押します。
パァ~ンと言うかん高い爆音に遅れて、地面が吹き飛びました。
次は、対戦車地雷2個が埋めてあるスイッチをアクターが押すと、先ほどの数倍規模の爆発が起こりました。
すごい体験です。
程なく寄付金贈呈式が執り行われ、シーマックより感謝状が授与されました。
感謝のしるしとして、明日行くアンコールワットの招待を受けました。感謝。
そのままぬかるみを戻ります。
13:00頃、バッタンバンのレストランで昼食です。靴を洗わないと何も出来ない状態でした。
昼過ぎには、バッタンバン郊外のレストランで昼食を取り、3時間離れたシュムリアップのホテルに向かう。
最終日、アンコールワットとアンコールトムを見学。クメール王朝時代の遺跡を見学し、日本の平安時代、鎌倉時代といかに違うか勉強してもらう。シーマックの招待である。
また、トンレサップ湖に住む水上生活者の村をボートで見学する。
船から下りて、食事の後シュムリアップの空港に向かう。
ハノイでトランジットの後、関空に9日の6:40に帰国する。
反省会は、トランジットで立ち寄ってハノイ空港のレストラン。
今回の研修の反省を、代表して5人に発表してもらいました。
全員には、8月25日の帰国報告会に発表をお願いいたします。
今回、関空で、熱のためアクターが一人断念しました。残念でした。バスで走破した距離は600km余り。
その途中で、内容の濃い研修をしょうかしていかなければなりません。参加者全員、元気に期待以上の交流を現地の人々と交わし、世界に通じる日本人に。世界貢献できる日本人になってくれたと思います。
言葉の壁は何もありません。好奇心と情熱があれば良いのです。
楽しい旅でした。ありがとう。
2013年8月12日インターアクトI委員会