財団法人ロータリー米山記念奨学会は、日本で学ぶ外国人私費留学生を支援する民間最大の奨学団体です。
ご承知のように米山の事業はひとり奨学金の支給にとどまらず、世話クラブによる奨学生のカウンセリング・会員との交流をはじめ多彩な活動で成り立っていますが、これが他の奨学金に例を見ない制度として高く評価されているところです。
しかしながら近年、事業の基盤である普通寄付・特別寄付ともに減少が続いており、2005年度からは奨学金の額・奨学生の数ともに抑制せざるを得ない事態となっています。
もちろんロータリー会員の減少も一因ではありますが、最近のアジアの各国との国際的緊張も逆風として働いているのも否めない事実です。
「だからこそ架け橋になる人材の支援を」というだけでは、やや説得力に欠ける憾みもありますが、今こそ米山事業の果たしている役割というか、意義を見つめなおす必要があるのではないかと思っています。
米山の地区委員会は、学生を推薦してくれる大学へのアプローチに始まり、選考試験・オリエンテーション・奨学生集会・そしてクラブへの寄付のお願いなど、かなりのエネルギーを使いますがそれ以上に、寄付に関してはクラブの委員長さん、世話クラブではカウンセラーはじめ会員のみなさん全員にご苦労をかけています。
その上に重ねてのお願いで恐縮ですが、今年度は寄付の増進にやや軸足を置いた活動を念頭に置いております。地区の寄付目標を一人当り24,000円に設定しておりますので、とりあえずは今年度この目標をなんとか達成したいものと考えています。
皆様方のご支援をよろしくお願いいたします。
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